【応援】世界中で応援しよう!「がんばれ」は何と言う

おう えん【応援】

1 力を貸して助けること。また、その助け。
2 競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。

  • 英語support
  • 中国語支持
  • 韓国語응원

参照元:weblio国語辞典goo国語辞書Glosbe

華やかな都市で開催されたパリ五輪。
フランスを象徴するセーヌ川からグラン・パレ、エッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿を背景にした競技に、翌日の仕事を忘れて眠い目を擦りながら応援をしてしまいました。
「頑張れ!!」と。

……そういえば、「頑張れ」って他の国ではなんと言うのでしょう?

例えば英語。
ついつい「ファイト!」では?と思いがちがちですが、英語圏のネイティブが耳にするとビックリするそうです。
私たちからすれば「戦え!」と言われてるようなものですから、そりゃ困惑しますよね。

ではどうしているの?と言うと、日本語と違って、基本的に状況に応じて使い分けがされています。例えば、

 スポーツを応援する場面の「頑張れ」
 勉強を応援する場面の「頑張れ」
 仕事のプロジェクトを応援する場面の「頑張れ」
 病気の患者を励ます場面の「頑張れ」

シーンやシチュエーションごとに使い分けるのが一般的で、更にはスポーツでも試合前と試合中の「頑張れ」が違うことがあります。

む、難しい……。
ちなみに韓国語は「화이팅!」と、音としては「ファイティン!」と日本語と使い方が似ていて、中国語の「加油!」もスポーツ問わず幅広い場面で使えるのでホッと一安心。親近感がわきますね。

それでは下にスポーツ観戦などフランクな場で使われるのを集めてみました。知ってるフレーズはありますか?

英語Come on!(カモン)
Cheer!(チア)
Go for it!(ゴー・フォー・イット)
「Come on!」は「何やっているんだ!」といった意味でも使われることもあります。
中国語(北京語)加油!(ジィアヨウ)
韓国語화이팅!파이팅
(ファイティン/パイティン)
ドイツ語Auf geht´s!(アウフゲーツ)
Toi toi toi!(トイトイトイ)
Los!(ロース)
厳密にいうと該当する単語はなく、エールを送る形です。
Auf geht´s!はLet's go!、Toi toi toiはうまくいくようにと祈る気持ち、Losはスピード競技に対して「速く!」といったニュアンスです。
フランス語Allez!(アレー)
C’est parti!(セパティ)
C’est partiはHere we goに近い意味で、試合開始の際の「さあスタートだ!」のニュアンスです。
イタリア語Forza!(フォルツア)
Avanti!(アバンティ)
Vai!(ヴァーイ)
Avanti!はマラソンやロードレースなどに使われ、Vai!は「いけー!」といったニュアンスです。
ポルトガル語Vamos!(ヴァモス)
Força!(フォルサ)
Vamos! は「いけー!」といったニュアンスです。
スペイン語体字¡Ánimo!(アニモ)
¡Vamos!(ヴァモス)
¡Animo!はスポーツ以外にも幅広いシーンで使えるようです。¡Vamos!は「いけー!」といったニュアンスです。

野球、テニス、サッカー、ゴルフ、マラソン、スキー……エトセトラエトセトラ。
競技ごとに使われる言葉も違うので、現地で応援する時は失礼のないように事前に確認するのが良いかもしれませんね。
むしろ現地の方に聞いてみるのも、コミュニケーションのきっかけになるかもしれません。

――さあ!8月28日に開催したパラリンピックでは、日本選手団は過去海外開催の大会で最も多い176人の選手が参加するとのことで、再び応援&寝不足の日々が始まります。

それでは最後に、選手たちの活躍を期待して「頑張れ、日本!」
(う~ん、便利な言葉だ~~~~!)

2024.08.30


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