【思い出】思い出と仕事
おもい で【思い出】
〔名〕前にあった出来事や体験を心に浮かべること。その内容。
- 英語memories
- 中国語回忆(簡体字); 回憶(繁体字)
- 韓国語추억
- インドネシア語kenangan
- スペイン語recuerdo
- スウェーデン語minne
参照元:weblio国語辞典、goo国語辞書、Glosbe
20年以上前の私の卒業旅行の思い出なのですが、格安旅行プランで学生時代の友達数名で初の海外へ行った時のことです。
海外で海沿いをドライブしたいと思い、レンタカーを借り楽しく運転していたのですが、道に迷ってしまいました。全員が特に英語に精通していた訳でもなく、その上格安プランだったため観光ガイドもいない状況でかなり焦ってしまいました。
そんな私たちの様子を察してか、親切に声をかけてきてくれた女性がいました。しかしお互いの言語がわからず(英語が分からないので多分そうだと思っています)、ただただ困惑するのみでした。
何とか目的の場所を伝え、その女性は簡単な手書きの地図を渡してくださり無事にたどり着く事が出来ました。
今では携帯やタブレットで自在に翻訳機能を利用し、様々な言語を理解しお互いに伝達することが可能になりました。またパンフレット等においても日本語と英語や他言語が併記されているものがかなり普及しているので、当時のように大変な思いをせずにドライブや海外旅行を楽しめる時代になったと思います。
ただ、不便な中にも必死に通じ合おうとし単語を探りだす思いは、今ではとても良い思い出になり、未だにあの光景を忘れることは出来ません。
どんなに便利になっても、何を伝えたいのかどう伝えたいのかそういった思いに少しでも近づくこと。翻訳会社の基本だと今、この仕事に携わり改めて感じています。
2018.04