【雨】静かな雨音、畠山記念館で茶器を鑑賞する
あめ【雨】
〔名〕大気中の水蒸気が高所で気温冷却により凝結し水滴となって落ちてくるもの。また、それが降る天候。
- 英語rain
- 中国語雨
- 韓国語비
- ベトナム語mưa
- タガログ語ulan
- スペイン語lluvia
- ポルトガル語chuva
- イタリア語pioggia
参照元:weblio国語辞典、goo国語辞書、Glosbe
5月のある雨の午後に、東京都港区白金台にあります茶道具を中心とした書画、陶磁などを展覧する畠山記念館にお伺いする機会を得ました。
地下鉄の高輪台駅から閑静な住宅街を抜けると、鬱蒼と茂った新緑の木々の庭園に囲まれた、戦前の名家の風情を色濃く残す一画に記念館がありました。
2階の展示室には茶室も隣接しており、世界の名器に囲まれながら至福の一服を楽しむこともできます。学芸員の方の落ち着いた説明を聞きながら、木々を静かに濡らす雨音に雑音も消され、悠久の時の中に暫し、我が身を浸す貴重な機会でした。
少し残念なのは外国人のお客様がその日は居なかったことです。記念館では英語の資料も用意し、学芸員の方々も親切に対応してくださいます。「やはり、本物のわびさびは日本人にしか分からないのかなあ?」などと不遜な事も考えましたが、本日のところは足元の悪さ故と理解しておきましょう。
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2018.06