【英語】"Engrish"の世界
えい ご【英語】
インド‐ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属する言語。語彙の面で、フランス語からの影響が大きく、ドイツ語・オランダ語などと親近関係にある。
- 中国語英语(簡体字); 英語(繁体字)
- 韓国語영어
- スペイン語Ingles
- タイ語อังกฤษ
参照元:weblio国語辞典、goo国語辞書、Glosbe
「この辺りにも外国人観光客や在日外国人が増えてるし、オリンピックもあるから、看板や注意書き、POPやメニューなどに英語も入れたほうがいいかな。」って、思ってますね。
大賛成です。
しかし、勇敢な先人達のように英語の異空間に飲み込まれないよう気を付けください。
英語の異空間、それは、時にスペルミス、時に直訳大作戦、時に機械翻訳爆弾などにより発生します。
個人の店舗だけでなく、公的な施設にも数多く展開されているのです。
英語の分かる外国人たちは、英語圏以外の国で展開される変な英語を"Engrish"と称して、楽しんでいるようです。
以下の"Engrish"は、SNSなどで話題にされているものを元にまとめてみました。
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「ありがちスペルミス」
・タバコには要注意
『禁煙のお願い NO SUMOKING』
横綱お断り?
『喫煙所 SMORKING AREA』
・LとRの大問題
『ROCKER ROOM →』
ロック野郎の部屋?
・コショウは持ち込みですか?
『Please do not flush anything other than toilet pepper.』
ヘックショーン!
・和製英語+スペルミス=カオス!
『食べ放題・飲み放題 Order Biking』
Bikingは自転車を漕ぐことでバイキングのスペルはviking。だけど問題はそこじゃなくて、vikingはスカンジナビアの海賊のことで、 日本のバイキングは英語ではbuffet。食べ放題はall-you-can-eat。
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「直訳こそすべて」
・ある食堂の券売機
『かつ重 Katsu Weight』
さらに、うどんのトッピングでは、
『きつね Fox』
日本のラーメン屋や食堂の券売機に日本語表記しかないことは、訪日観光客が不満に感じるところですが、、これはむしろ清々しさすら感じます!
・海外で大うけしTシャツ化された逸材、これも直訳
『今日は工事中です。Today is under construction』
実際は「今日、〇〇は工事中です。」ということです。日本人は主語や目的語が省略されても理解します。しかし、外国人には「今日は工事中、工事が終わったら明日だ!」って大うけしたらしいです。
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「難しい文法は省略」
・駅にて券売機の案内表示
『Please buy the ticket machine →』
券売機は要りません。前置詞が欲しいです。
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「どんな経緯でそうなった」
・落ち着いて!
『畳の上に上がらないようお願いします。
Please do not get nervous on a tatami mat.』
『ベッドの上に靴を履いたまま上がらないでください。
Please do not get nervous as shoes on a bed.』
まったく別の場所で同じ間違いの貼紙が!
「上がらない」が「アガらない」に訳されています。古い機械翻訳のニオイがします。
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さて、殿堂入りしている"Engrish"のほんの一部を紹介しました。これは分かりやすい例で、直訳した長い文章が、まったく意味不明なまま公にされているものも沢山あります。
これ程でなくても、英文の間違いは身近にあることです。私も英語はよくワカリマセン。frameとflameを間違えて、燃えていることがよくあります。漢字だって間違えることがあるんですから、英単語はせめて辞書を引いて確認することをオススメします。
そして、丸ごとまとめて翻訳会社に相談してください。それが結局、最短で最善の方法です。
2019.11.01