異なる言語を学ぶ環境で

テーマ1 翻訳者を目指すきっかけ なぜ翻訳の道へ

私が翻訳者を目指したきっかけの一つは、まず言語への興味です。幼少の頃イギリスに住んでいたため、異なる言語間の関係への興味は自然とわきました。単純な興味だけでなく、異なる言語を身につけることの難しさも子供ながらに痛感しました。
ゼロから英語を身につけることの困難はもちろんのこと、忘れゆく日本語も「学ぶ」必要がありました。つまり、私にとって言語は母国語であっても自然に身につくものではなく、常に学びの対象でした。

大学ではフランス文学科に入り、新たにフランス語を学びました。文学の研究を通じて、言葉の微妙なニュアンスを感じ取ること、そしてそのニュアンスの違いによって言葉や表現を理解するうえでどれほどの差が生まれるのかを学びました。

人と人とを繋ぐ役割を担う翻訳者は、ひとつの言語のその微妙なニュアンスさえも正しく理解し、それを正しくもうひとつの言語へ置き換えなければ、相互の意思伝達に大きな誤解を生じさせてしまいます。それだけ翻訳者の仕事は繊細なのだと実感しました。
そのような仕事にぜひ今まで自分が学んできたことを活かしたいと思い、私は翻訳者を目指しました。


得意分野:一般
対応言語:フランス語→日本語
NAIway翻訳トライアル合格者

フランス語翻訳者のアバター

【翻訳者コラム1】 翻訳者を目指すきっかけ なぜ翻訳の道へ

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