違いがわかる英日翻訳サンプル1〈ビジネスレター〉

原文

Dear Mike, It’s always a pleasure to do business with you.

As you are aware, we operated our own factory in Venezuela as a subsidiary until a few years ago, when it was unfortunately forced to close down due to the unfavorable business environment. At the time, we established a cooperative relationship with a German manufacturing company, with whom we were able to build a mutually beneficial joint operation.

Most regrettably, said German manufacturer was recently acquired by an international conglomerate, which upon gaining ownership proceeded to withdraw all cooperation with us, despite the operation being highly profitable.

ありがちな翻訳例

マイク様
あなたとビジネスをすることができ、いつも嬉しく思っております。

ご存知の通り、私たちは数年前までベネズエラで自社工場を子会社として経営しておりました(*1)が、経営環境が好ましくなく(*2)、残念ながら閉鎖せざるを得ませんでした(*2)。その際、ドイツの製造会社と協力関係を確立し、相互に利益を得られる共同事業を築くことができました(*1)

非常に残念なことに、最近その製造会社が巨大な多国籍企業(*2)に買収されてしまい、私たちとの共同事業の経営はとても利益が多かった(*2)にもかかわらず、その企業は所有権を得た途端に(*3)撤退しました(*4)

説明はこちら

  1. 直訳で日本語の文章としては違和感があります。
  2. ビジネスレターにそぐわない表現です。
  3. 無理のある訳し方になっています。
  4. 撤退したというニュアンスより関係解消というニュアンスが正しいです。

NAIwayの高品質翻訳例

マイク様
いつも大変お世話になっております。

ご存知の通り、弊社はベネズエラに製造子会社を持っておりましたが、経営環境が芳しくなく、残念ながら数年前に閉鎖いたしました。その際、ドイツ系の製造会社と協力関係を結び、その共同事業から互いに利益を得てきました。

しかしながらまたしても残念なことに、先日当該製造会社が大手の国際企業に買収されてしまいました。弊社との共同事業は多くの利益を上げておりましたが、所有権が移ったことを機に、関係が解消されました。

手紙は通常の言葉遣いとは違う表現を用いるため、日本人でも難しい場合があります。ビジネスメールにおいては、さらに仕事内容に合わせた的確な表現を使用する必要があります。
NAIway翻訳サービスの品質管理システムは、訳出漏れ等の基本事項のチェックから、目的に合わせた文章表現の推敲まで行います。

お気軽にお問合せください。

違いがわかる英日翻訳サンプル2〈ビジネスレター〉

原文

In this situation, many of the companies we have had business with have expressed concern for potential price hikes in the near future. The capital tie-up I am proposing would almost certainly be able to gain the business from these companies with minimal marketing effort.

Besides an existing customer base, our tie-up partner would also gain access to the licenses of several Japanese manufacturers we possess. Such licensed products bring with them a powerful brand, which is an obviously valuable asset in the current market.

I believe that through such an arrangement could be very beneficial for both of our companies. I believe it would be best to discuss any further details in person, so if you find my suggestion worthwhile I suggest we arrange for a meeting.

I am looking forward to hearing from you,
Dave Johnson

ありがちな翻訳例

このような状況において、私たちとビジネスをしていた企業(*1)の多くが、近い将来起こり得る価格上昇に対して懸念を示しました。私が提案している資本提携は、最小限の販売努力でこれらの企業からほぼ確実にビジネスを獲得(*1)することができます。

私たちの提携パートナーは、既存の顧客基盤に加え、私たちが所有しているいくつかの日本の製造会社のライセンスも利用することができるでしょう(*2)このようなライセンス製品は強いブランドをもたらし(*3)これは現在のマーケットで明らかに貴重な資産です(*2)

私は、このような取り決めは私たちの会社双方にとって(*1)非常に有益であろうと信じています。詳細は直接話し合った方が良いと思いますので、私の提案に価値があると感じられましたら(*4)ミーティングを設定することを提案いたします(*5)

あなたからのお返事を楽しみにしております。
デーブ・ジョンソン

説明はこちら

  1. ビジネスレターにそぐわない稚拙な表現です。
  2. 直訳で文章として違和感があります。
  3. 誤訳になります。下の「NAIwayの翻訳例」の方は意訳はしていますが、正確に意味を伝えています。
  4. 直訳でぎこちない文章です。下の「NAIwayの翻訳例」はビジネスレターに適した訳文になっています。
  5. 直訳では失礼な言い方になってしまいます。日本のビジネスマナーに沿った表現が必要です。

NAIwayの高品質翻訳例

このような状況において、弊社と取引関係にあった企業の多くが、近々価格が引き上げられるのではないかという懸念を示しました。当方が提案する貴社との資本提携が実現すれば、最小限の販売努力でこのような企業からビジネスを受注できることは、ほぼ間違いありません。

弊社と提携することで、既存の顧客基盤のみならず、弊社が保有している日系製造会社数社からのライセンスも利用することができるようになります。また、このようなライセンス製品には強いブランド力があり、現在のマーケットで貴重な資産となることは確実です。

このような提携関係は、貴社と弊社の双方に利益をもたらすのではないでしょうか。貴社にとって当提案が有益な物でしたら、直接詳細を話し合うためにミーティングを設定させていただけますと幸いです。

以上、ご検討の程よろしくお願い申し上げます。
デーブ・ジョンソン

【ありがち翻訳例】は全体的に間違った翻訳はないものの、明らかに『翻訳文』と判る文体です。一方【NAIwayの翻訳例】は最初から日本人が書いた手紙と読み違えるほど日本語らしく仕上がっています。
NAIway翻訳サービスの品質管理システムでは、お客様のご要望や翻訳物の内容に合わせた文章表現の推敲を行います。