日本でのドイツ語の翻訳ニーズは、英語や中国語に比べれば、それほど多くはありません。日本製品やドイツ製品のマニュアルやカタログなど、または、政治・経済・カルチャーなどのニュースや記事の日独・独日翻訳、日本の文学や漫画、ゲームやアニメのドイツ語翻訳、ローカライズなどがあげられます。
しかし、ドイツは自動車、輸送、電気、金融等の世界的大企業を数多く有し、ヨーロッパで一番の経済大国です。また、オーストリア、リヒテンシュタインなど、ドイツ語圏の国は総じて経済的に豊かであり、購買力も高く魅力的なマーケットであると言えます。
NAIway(ナイウェイ)翻訳サービスには、経済、教育、IT、法律、機械、通信、医療、芸術など、様々な専門分野に特化した経験豊富な翻訳者が多数在籍・登録しています。ビジネス文書、契約書類、技術マニュアル、診断書、各種パンフレット、Webサイトなど、ニーズに合わせて高品質な翻訳をご提供いたします。
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ドイツ語翻訳料金
NAIwayの標準的な翻訳単価をご案内します。NAIwayの通常翻訳料金には、以下の作業が全て含まれています。安心してご依頼ください。
翻訳
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ネイティブによる品質チェック
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アフターフォロー※
※アフターフォローとして、納品後の検収期間(基本1週間)内での修正やお問合せに対応いたします。(原稿の変更や追加は除く)
- 実際の料金は原稿内容や分量等を元にお見積りいたします。お見積依頼の際には原稿をご送付ください。
- ミニマムチャージ(最低料金)を設定しております。(Max11,000円(税込))
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NAIwayの品質管理システム
NAIwayでは、翻訳会社として翻訳の「品質管理」は最も重要な任務であると考えています。高品質な日独・独日翻訳をご提供するため、独自の品質管理システムQAS (Quality Assurance System) により、翻訳後に別の翻訳者によるダブルチェックを行い、一字一句を入念にチェックします。文章の流れや言葉の統一、専門用語の使い方、文章表現などを精査し、お客様のニーズに合わせた良質な翻訳に仕上げます。
多言語翻訳に対応
NAIwayでは日本語からドイツ語(日独翻訳)、ドイツ語から日本語(独日翻訳)への翻訳はもちろん、多言語翻訳に対応いたします。日本語をドイツ語とスペイン語と中国語に翻訳したいなど、複数言語への翻訳を一度に承ることが可能です。お気軽にお問合せください。
ドイツ語翻訳者のご紹介
NAIwayに在籍・登録している翻訳者の中から一部の方をご紹介します。
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ドイツ語とは
ドイツ語はドイツ連邦共和国の他に、オーストリア共和国、リヒテンシュタイン公国、ルクセンブルク大公国でも公用語として使われています。スイス連邦でも人口の6割以上がドイツ語を使用しており、ベルギー王国東部の一部にもドイツ語を話す地域があります。
基本的に同一民族とその隣接した地域のみで使用されている言語ですが、EUで英語に次いで話者人口が多い言語です。
ドイツ語にも方言があり、大きく分けて北部方言(低地ドイツ語)と中部・南部方言(高地ドイツ語)に分けられます。
現在の標準ドイツ語と呼ばれるものは、主にテューリンゲン地方などで話されていた東中部方言を基にした言葉で、この方言の特徴をもつルター訳聖書が各地に広まったことによって標準語への地位を獲得したと言われています。
ドイツ語の文字
「ラテン文字」を使用しています。アルファベット26文字にウムラウト(変母音 ä, ö, ü)とエスツェット(ß)を加えた30文字で表記します。
ドイツ語の「こんにちは」
Guten Tag
(グーテン ターク)
主な使用地域
ドイツ語ワンポイント
ドイツ語の名詞には男性名詞・女性名詞・中性名詞の3種類が存在します。
Mann (マン)「男:夫」は男性名詞、Frau (フラウ)「女:妻」は当然女性名詞なのですが、男性だから必ずしも男性名詞、女性だから女性名詞になるとは限らず、Mädchen (メートヒェン)「少女」は女性名詞ではなくて中性名詞になります。他にも例をあげると、月は男性、太陽は女性。机は男性、壁は女性、家は中性です。
全ての名詞には性があり、それぞれ冠詞が付きます。男性名詞にはder、女性名詞にはdie、中性名詞はdasです。これらは結びついていますので、名詞は冠詞付きで一緒に覚えなくてはなりません。ドイツでも子供たちはよく間違えて、親に注意されて覚えていくようです。
ドイツ語の方言
ドイツ語の方言は、大きく分けて北部方言(低地ドイツ語:Niederdeutsch)と中部・南部方言(高地ドイツ語:Hochdeutsch)に分けられます。その大きな違いは「第二次子音推移」と呼ばれる音韻変化が起きたか起きなかったかによるものです。
中部・南部方言(高地ドイツ語 )は、6世紀から発生した「第二次子音推移」の影響を受け子音変化が起こりましたが、北部方言(低地ドイツ語)は影響を受けなかったので、それぞれの子音には大きな相違が生じ、方言の違いを形成しています。
中・南部方言はさらに中部ドイツ語(Mitteldeutsch)と上部(南部)ドイツ語(Oberdeutsch)に分けられます。
テレビやニュースなどでは、ホホドイッチュ(Hochdeutsch)という標準ドイツ語が使われますが、日常的には各地の方言が使われています。
日本におけるドイツ語
日本では、西洋医学を輸入する際にドイツ人教師を招いた影響により、多くの医学用語がドイツ語から借用されました。かつてカルテはすべてドイツ語で書いていましたし、そもそもカルテの語源はドイツ語(Karte)で、英語でいうcard(カード)のことです。他にも、ウイルス、ガーゼ、カプセル、ワクチン、ギブス、ノイローゼ、ヒステリーもドイツ語由来です。
また、物理学や化学用語(エネルギー、アレルギー)、クラッシック音楽用語(タクト、アー、ベー、ツェー)、登山・山岳用語(ピッケル、リュックサック、ザイル、シュラフ)、スキー関連の用語(シュプール、ゲレンデ、ストック)などなど、ドイツ語由来の言葉は日常でたくさん使用されています。